つるかめが大好きな京都にある日本酒バーが閉店すると言うことで
日曜日に行ってきました
マスター本人から閉めますと聞くまでは希望は捨てないぞ
と一縷の望みを握りしめて行ったわけですが
やっぱり行くとなると怖くてですね
なにしろ日本で一番好きなお店だと常々感じていたものですから
なくなりますよーと現実を突きつけられるのが恐ろしかった訳です
なので臆病なつるかめは友人に付き合って貰う事にしたのでした
友人とお店に入るといつもと変わらず
マスターもおいしい日本酒をたくさん選んでくれました
つまみに頼んだ豆腐よう おいしかった
ぐでぐでに酔いながら友人と楽しく話していると
閉店の話をすっかり忘れてしまいましたが
さてお勘定の段になって帰り支度を始めたら
「うち今月の23日で閉めるんです」とマスターからの不意打ちをくらいました
友人の手前気丈に振舞いましたが正直プルプル来てました
マスターに残念な気持ちと、日本で一番好きなお店でしたと感謝の気持ちを伝えて
がっちり握手を交わして、そしてお店を出ました
深々と頭を下げて見送ってくれたマスターが酔いの頭にはっきり残っています
お店がなくなるのは残念でなりませんが
今回のことで、最後にきちんとさよならを交すって大切なんだなと思いました
ここのところ大切に思っているものや場所が急に消えてなくなると言う事が続いていたので
なんだかもやもやとしていたのです
マスターが次にやる仕事がビリヤードだと聞いてムムム?となりはしましたが
素敵で気持ちの良いさよならだったなと思います