東日本大震災の時、自身の眩暈と勘違いしてあまり不安を感じなかったつるかめですが
先日の鳥取地震の揺れの時は地震警報のお陰で大変不安になれました
ああいう時固まって動けなくなる性質の人間なので
いざという時何もできずに天に召されるのだろうと考えていたのですが
先日は「動け」と言う内なる声が聞こえ
棚の上の植木鉢を下ろしたり、コップに入れていたお茶がこぼれないように飲み干したり
案外サクサク動けたのでした
起こした行動が的確だったか否かはさておいて
身体が動いたことに驚き、感心したのでありました
その週の休日にホームセンターに行くと、防災グッズが押し出されていて
箪笥の転倒防止突っ張り棒が目に留まりました
そういえば父は箪笥の前で寝ているのであります
箪笥の下敷きになっている父を想像して心臓がキュッとなりました
目に留まって気になった以上買って付けないと気が済まなくなりまして
何しろ地震にまた今度はない訳ですのでさっそく買って取り付けたのですが
それを見た母が、「この箪笥が倒れるほどの地震やったら家が潰れてるからどうせ死ぬ」とか恐ろしい事を言うのでした
地球上最も無神経な人であります
ちなみに突っ張り棒をつけて箪笥の転倒防止対策は成ったのですが
箪笥の上の様々な荷物に対してはおおむね無策なので、地震が起きたら父の上にポコポコと落ちてくるでしょう
そこら辺りも何か工夫をしなくちゃいけないなと思いつつも、その日のやる気が枯渇してしまったつるかめは
その辺りの問題は自分で何とかしてねと父に丸投げしてしまったのでした