五月に入ってから急に忙しくなってしまったつるかめカイロです

　なんだか後ろから強風にあおられて無理やり走らされているような感じの忙しさで

　一日が終わるとしばらく茫然としてしまうのでした

　帰り道も疲れ果ててうすぼんやりして歩いているので

　気付いたら　あれもうこんな所にいる！？とキツネにつままれたような気持ちになる事もしばしばあります

　記憶のない間、ちゃんと信号守ってたのでしょうか　少々背筋が冷や冷やします

　そういえば昨日お店のトイレに入っていたら玄関の自動ドアが開く音がして

　慌ててトイレから出たら誰もいませんでした

　あれはいったいなんだったんでしょうか

　時間にして５秒ほどだったのですが、その５秒が待てなかったのでしょうか

　もしそうならなんてせっかちなんでしょうか

　どう言うことなの？と思いつつ　念のためその後１０分程玄関の前で仁王立ちしてみたつるかめなのでした

　キッズスペースを作ってからじわじわとお子様連れのお客さんが増えて来ております

　あそこは子供連れでも大丈夫だよ　と言う話を聞いてつるかめカイロに来てくれているようです

　基本的に誰かの紹介で来るお客さんが苦手なつるかめですが

　紹介時のアピールポイントがキッズスペースと言う事で、心安らかに仕事が出来ています

　めちゃくちゃ上手いって聞いて来たんです　なんて言う人が来たらもうおしまいですからね

　そんなプレッシャーにはとことん弱いのです

　先週はやたらと忙しくて、電話もパカパカ鳴るし、お茶飲む暇もないしで頭が回らなくなり

　いくつかミスをしました

　こないだは定期券を落としましたし、ここの所ちょっとよくない流れです

　こう言う時は怪我をしたり、ものを壊したりしがちなので気をつけたい所です

　そういえば所得税の振り込み用紙を机の端に刺しっぱなしにしていてすっかり忘れていたら

　税務署から督促状が来ました

　督促状が来るまでほんとにすっかりさっぱり忘れていて

　ポストに入っていた税務署からの封筒を見て、税務署からなんて珍しいな~　なにかのお知らせかな？

　とか思った自分が猛烈に恥ずかしかったのでした

　昨日は夜８時からお客さんが来たのでお店を出たのが９時３０分くらいになりました

　つるかめカイロは本来夜８時までの営業なのですが

　杓子定規な大人にはなりたくないと子供の頃から思っていたつるかめは

　しんどそうなお客さんが入ってきたらそんな営業時間無視してしまうのであります

　本当は睡眠時間が削られるので辛いと言うのは皆さまには内緒の事です

　９時半にお店を出て、京阪淀屋橋駅に着いた時に定期券がない事に気付きました

　シャツの胸ポケットに入れていたのが何かの拍子に飛び出たのだと思われます

　久しぶりに血の気が引きました

　カバンの中をひっくり返して本当にない事を確認してから来た道を引き返しました

　誰かに拾われている可能性もありますし、車道で落としていたら車に轢かれてどこかに飛んでいってしまっていると言う事も考えられます

　それでも一カ月定期１３２２０円は諦めるには哀しすぎる金額ですので

　やれるだけの事はやらないと気が済まなかったのでございます

　結論、定期券は無事見つかりました

　淀屋橋駅から延々探して歩き、結局お店から１０歩程の所に落ちていました

　探し物は一番最後に見つかると言う法則がここでも発現した訳です

　そういえばそこら辺りでカバンを掛け替えたので、その時に落ちたんでしょう

　そして落ちた時に音で気付けばよかったのですが、イヤホンをして音楽を聴いていたので聞こえなかったのでしょう

　これからはもう胸ポケットには定期券は入れない事にします　こう言う事はもうこりごりですからね

　それはそれとして、定期券が見つかった時の幸福感はなかなか素敵ではありました

　帰りが随分遅くなりましたが、不思議と楽しい気持で帰宅出来たのでした

　新しい年号に変って心機一転清々しい気持ちになる事もなく毎日を過ごしているつるかめですが

　今回の年号は何となくシュッとした感じがして、平成よりもかっこいいなとは思っています

　平成をおじさんくさいダブルのスーツとするならば、令和はパリッとしたタキシードと言った所でしょうか

　それで行くと明治はシルクハットと燕尾服で、大正は正絹の着物。　昭和はランニングシャツみたいな印象です。

　あくまでつるかめの勝手なイメージですが、とにかく令和はシュッとしていると言う事です

　４月の半ば辺りから実家に帰って来ていた妹と生まれたての姪っ子が明日千葉に帰って行きます

　僕は平日朝早くに出掛けて、夜遅くに帰宅するので休みの日以外は顔を合わす事はありませんでしたが

　それでも帰って行ってしまうと寂しく感じると思います

　なんだかんだいって姪っ子はかわいかったのです

　次に会うのはお盆休みになると思います

　福井で暮らす祖母に赤ん坊の顔を見せに行く訳です

　３か月たったらもひとつ人間がましくなっている事でしょう

　それを楽しみにして暑い季節を頑張ろうと思うのでした