松鶴屋千とせさんが亡くなりましたね
と言うとみなさん誰それ?と言います
ほら アフロヘアの サングラスかけた
と言っても ええ?アフロ? いやわからんよ と言いますが
わっかるかなぁ~わかんねぇだろうなぁ~ ってやってた人と言うと
あ~はいはい あの人な あの人そんな名前だったっけ とようやく思い出してくれるのです
名前でも 見た目の特徴でもなく 芸だけが記憶に残ってるって素晴らしい
中学か高校の頃に読んでいた「行け!稲中卓球部」の一場面に松鶴屋千とせさんのオマージュがあって
当時千とせさんはもうあまりテレビに出なくなっていたので
「これの元ネタわかる読者っていんのかな」と思ったものですが
好きな芸人さんがネタにされてるのが密かに嬉しかったのを覚えています
「俺が昔夕焼けだった頃 弟は小焼けだった 父さんは胸やけで 母さんは霜やけだった」
なんて ほんとに訳わかんないですけど なんか お父さんが胸やけで お母さんは霜やけってとこが好きで
酒ばっかり呑んで働かないお父さんとそれに苦労させられてるお母さんなのかな とか
千とせさんの声と夕焼け小焼けの曲調にちょっと切なくさせられたのでした
ちょうど今右足の人差し指と中指と薬指が霜やけになっているので
ジレジレと痛痒くなるたびに千とせさんの歌を思い出してしんみりしているのですが
針でつついて穴開けて血ぃしぼりだしたらすっきりするで!と言ってくる母に台無しにされるのでした