カイロプラクティック療法と、各種マッサージの店 つるかめカイロ整体院(大阪市西区新町)

大阪市西区新町の「つるかめカイロ整体院」

2016年7月アーカイブ

あいまい

 昔、姉と妹と僕の三人を集めて父が母の事について説教をした事がありました

 お母さんは召し使いかなんかじゃないんだぞ みたいな事だったと思うのですが

 当時そんなこと思ってもなかったので

 父は何言ってんだろと言う思いと、そんなつもりはないけれどそういう風になっているんだろうか?

 と言う軽いショックで、なんとなく記憶に残っていたのですが

 先日姉にその事を覚えているか尋ねたら覚えてないと言うのであります

 上海の妹に聞いても知らないと言うのです

 母もそんな殊勝な事父が言うはずがないと言いますし

 やれそんな夢でも見たんだとか やれ妄想だ と言われ悔しくなり

 父に確認してみることにしました

 これで父まで知らないとなるといよいよつるかめも病院送りです

 聞くのが少々怖くもありましたが

 昨夜ちょうど時間が合ったので尋ねてみました

 そしたら覚えてないとの事でした

 しかし父は 俺の事やからそう言う事は言ったかもしれんな とも言いました

 俺なら言ってた筈 言うてる自分が想像できる  のだそうです

 言ったんでしょうか 言ってないんでしょうか

 つるかめの病院送りがかかっているのです

 ハッキリしてもらわないと困るのです

 姉と妹にそういう事が確かにあったぞと言っていいのか悪いのか

 結局父は おそらくあった と言うとけ と言いました

 釈然といたしません

 


 

ほんとうのもも

 お客さんから桃をいただきました

 頂いた次の日に冷やして食べたのですが

 先に半分食べていた母にどうだったと感想を訊くと

 久しぶりに本物の桃を食べた気がするとの事

 スーパーで買った桃は酸味があってエグみもあるが

 この桃は最初から最後までもれなく甘い完璧な桃で

 長らく食べてないからこの味を忘れてたと言っていました

 そんなに違うもの?と思いながらつるかめも食後にいただいたのですが

 これが猛烈に甘くておいしかったのでした

 母は久しぶりに食べたと言っていましたが

 つるかめは初めて本物の桃を食べた気がします

 とても贅沢な晩御飯でした

 


 




超能力

 大人がひと飛びするくらいの幅の用水路にベイト・ボールのようにやぶ蚊がかたまって飛んでいるのを見て

 そう言えば子供の頃そんな超能力を持っていたと思い出したつるかめです

 つるかめの子供の頃はまだアスファルトで舗装されていない道もかすかに残っていましたし

 そこらに草ぼうぼうの空き地や原っぱなんかがありました

 大体そんなところで段ボールそりをしたり、高鬼なんかして遊んでいたのですが

 ふと上を見上げるといつもやぶ蚊の大群が頭の上1メートルくらいに浮いていて

 うわーーー!!っと逃げて距離を取り振り返ると

 ほんとにイワシのベイト・ボールのような球状の黒いやぶ蚊の塊が

 さっきまでいた場所の空中に浮いているのでした

 周りを歩いて様子を見ていても浮いているだけでこっちに来る気配もないので

 すぐ興味を失って遊びに戻るのですが

 気づくとまた頭の上に浮いているのでした

 刺しに来るわけでもないので害はないのですがとても不気味で

 浮いているのに気付いては逃げるを繰り返す日々でした

 しかしある日距離をとってやぶ蚊ボールを遠巻きに見ている時に

 両手の人差し指を天に掲げ、あつまれ~ と言うと移動して頭の上に集まってくることを発見しました

 なぜ集まってくるかは子供のつるかめにはわかりませんでしたが

 あの頃は大変興奮したものです

 僕はやぶ蚊ボールを頭上に集める超能力を持っている超能力少年なのだ

 スーパーヒーローだ!うわーー! と

 まあそんな興奮も少年らしく数日で忘れてしまい今に至る訳ですが

 今でもやぶ蚊ボールは集まってくるんでしょうか

 少し気になるつるかめなのでした

ブルークローバー

 お店の前のプランターに、ブルークローバーと言う植物を植えているのですが

 少し前から小さなさやえんどうみたいなものが成り出して

 これはクローバーなのだろうか?と不思議に思ってはいたのですが

 葉の形はクローバーだし、ちょっと気にかかるけどまあいいやと放置しておりました

 そのさやえんどうみたいなのを昨日興味本位にちょっと触ってみたら

 急に爆発して、種が散弾のように手にバババババッと当たったのでびっくりしました

 種を遠くに運ぶために爆発するなんて中々骨のあるやつです

 プランターの土を再生するために何も植えずにいた時に

 何度か土を踏みつけられたり煙草の吸殻を捨てられたりした事があったのですが

 このブルークローバーは一度根っこごとひきはがされていたことがありました

 つるかめはそう言う悪意にあまり慣れていないので本当にショックでした

 そんな悪い奴は鍋焼きうどんを膝の上にこぼしてしまえばいい

 しかも土曜か日曜の夜にこぼして休日の夜間診療でちょっと高い治療費を払えばいいんだ

 などと一人恨み節を口にしてみても仕方なく

 哀しい気持ちでブルークローバーをそっと土に植え直したのであります

 ぶちぶちに根っこを引きちぎられたのでもうダメかなと思っていたのですが

 全く何事もなかったように復活しました

 そんなこともあったのでつるかめはこのブルークローバーが大好きなのであります

 青いかわいい花が咲くはずが、全然全く咲かないですが

 それはまあ良いとします
 




 

 


 

宣言通り

 先週の土曜日に呑みに行ったら、目当てのお店がいっぱいで入れなかったつるかめです

 ほかのお店に入ればいいのに、何故だか気乗りがしなくなってそのまま家に帰ってしまい

 ついラーメンを二玉食べしまったのでした

 サッポロ一番味噌ラーメンを二玉ゆがくととんでもない量になったのですが

 なかなかどうしてつるりと完食してしまいました。

 つるかめの胃袋も捨てたものじゃありません

 麺は多くてもスープの量は変わらないんだからスープの素を1袋分入れるか

 それとも2袋入れて濃い濃いのスープにするか悩んだのですが

 あの日のつるかめは、もう今日はとことん悪いことしちゃうぜと言う気分だったので

 2袋の濃い濃いスープにしました

 しかも溶き卵まで入れて非常にゴージャス

 野菜も何も入ってない最低最悪の食べ物ですが

 これがうまくて仕方ないのであります

 掻くと酷くなるけど掻かずにはいられない乾燥肌のようなものでしょうか

 もちろんスープも全飲みです

 濃いいので喉の奥がピリピリしましたが

 スープに卵を溶いたらその時点で一滴も残さない宣言と同義なのです

 期待以上の濃い味にスープを呑む手が止まらず

 あっという間にあと少しと言う所まで来ましたら

 最後に溶けきっていなかったスープの粉が底に溜まっていて

 これは最後にとんでもない奴が出てきたと少し怯んだのですが

 宣言した以上飲み干す義務がある、と最後まで呑み切りました

 とても幸せな気分になれましたが

 翌日塩分のとり過ぎで北の湖みたく顔が浮腫んでしまい

 昼過ぎまで苦しんだのでした