今日の抜けまつ毛は黒目の淵に上手く身を隠していました
瞼をパチパチやっても黒目地帯から出て来ないので
目薬をさして白目地帯まで引きずり出して、それから排除しました
それにしても毎日毎日飽きもせず目玉に漂うけれども
こんなに毎日抜けているくせに全然まつ毛が無くならないのは何故なんでしょう
それにどうせ抜けるなら先に抜いてやろうと引っ張ってもちぃとも抜けないのに
それでいて毎日きっちり2~3本は目玉の中にまつ毛が漂うのも不可解であります
生まれ変わったらまつ毛のない人になりたい
こないだお客さんに施術後カルピスをお出ししたら
カルピスは初恋の味と言って笑ってらっしゃいました
昔の宣伝文句は今より文学の匂いがして好きです
今のカルピスは「カラダにピース」でカルピス
なんだか釈然としません
甥っ子や姪っ子なんかは信じないでしょうが
今はこんなおじさんでも学生やってた若い頃も確かにあって
思い返すとのた打ち回る程恥ずかしい青春を送っていて
それは本当に大げさな物言いじゃなくて、実際思い出すと身悶えする程恥ずかしくて
でもそんな恥ずかしい毎日を当時は大真面目に暮らしていて
この世の全てを手に入れたと大威張りではしゃいだり、いっそ死のうとまで落ち込んだり
そのどれもこれもが今思い返すと定食屋の小鉢かって言うくらいのささいな事で浮き沈みしていて
身体は極めて健康で馬力があり、心は感じやすく真面目で視野が狭い
カルピスや子供時分好んで飲んでいた飲み物を飲むと、味と一緒にそんな頃を思い出します
カルピスは恥ずかしい青春の味がする訳です