月曜日の帰り道、枚方市駅で降りて交野線に乗り換えようと階段を降りていたら
右肩にぽわんと何かが触れまして
誰かの鞄が当たったとしたらふんわり過ぎるし
かといって人がぶつかったものでは決してないし
ま・さ・か...おばけ!? こんなに人がいるのに、こんなに電灯が明るく照らしているのに、
のにも拘らず出てくるおばけって相当怨念深い凄い奴じゃないの!?
とゾッとして早足で逃げたのですが、結局おばけの正体は偶然同じ電車に乗って帰って来ていた友人だったのでした
全然振り向いてくれへんやん と彼は笑っていましたが笑い事じゃないのであります
実の所、この男とは今週末に呑みに行く約束を前々からしていて
なかなか会う機会がないから久しぶりに会って何話そうかなと楽しみにしていたのですが
思いもかけず偶然出くわしてしまい
なんとなく高級料理を食べに行く前にポテトチップスを食べちゃったみたいな気持ちになったのでした
それじゃまた土曜日の晩に。と言って別れたのですが
その翌々日の水曜日に、今度は淀屋橋駅の御堂筋線の改札から出て来る友人を発見し
うそでしょと思いつつ声をかけ、枚方まで一緒に帰る事になったのでした
この男にはなかなか会えない筈なんだけどな...とどこか釈然としない気持ちもありましたが
とりあえずまた土曜日に会おうと別れを告げました
去り際に、友人はまた駅で会うかも知れんでと不気味な事を言い放ったので
それはもうたくさんだと、帰る時間をずらして今週はもう会わないようにしてしまったのはつるかめの駄目な所なのでしょう
だけど、実際偶然に友人と出くわすなんて事は半年にいっぺんとか、一年にいっぺんとかがちょうど良い訳で
週に二回も出くわしたらそれはもう違う感じになるのでありましてですね
決して嫌だとかそう言う事ではないんですが
つまり、うまく言えないんですが
土曜日に会うからもういいじゃんと言うことです